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食品検査 Q
&
A

保存検査の目的

  • 新商品の賞味期限を設定

    商品の保存方法(予定)や取扱い手順に従って安全係数を加味した保存を行い、食品の衛生状態や食中毒菌の有無を検査し安全性を確認します。

  • 取引先に期限の根拠となるデータ提出用

    商品の保存方法に安全係数を加味した保存を行い、食品の衛生状態や食中毒菌の有無を検査し安全性を確認します。

検査例

賞味期限・消費期限設定のための検査(保存試験)

検査例 : マドレーヌ

  • 目標とする賞味期限:1ヶ月
  • 保管温度:25℃(常温を想定)
  • 保存期間:45日(安全係数(※)0.8とした場合)
  • 保管状態:未開封
保管期間 検査項目
初発(保存開始日) 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌
15日後 一般生菌数
30日後(賞味期限日) 一般生菌数
45日後 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌

検査例 : 味付け肉

  • 目標とする消費期限:4日
  • 保管温度:4℃
  • 保存期間:5日(安全係数(※)0.8とした場合)
  • 保管状態:未開封(真空パック)
保管期間 検査項目
初発(保存開始日) 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌
3日後 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌
4日後(賞味期限日) 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌
5日後 一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌
  • ※客観的な項目(指標)に基づいて得られた期限に対して、一定の安全をみて、食品の特性に応じ、1未満の係数(安全係数)をかけて期間を設定することが基本です。なお、安全係数は個々の商品の品質のばらつきや商品の付帯環境などを勘案して設定されますが、これらの変動が少ないと考えられるものについては、0.8以上を目安に設定することが望ましいと考えます。
    (加工食品の表示に関するQ&A(第2集:消費期限又は賞味期限について)平成15年9月 平成20年11月一部改定 厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課 農林水産省・安全局表示・規格課)

検査のための条件

保管期間 お客様には、目標とする期限をあらかじめ決めていただく必要があります。その日数をもとに保管期間、検査回数をご提案いたします。
保存温度 当センターで検査日まで常温又は冷蔵保管する場合は検体保管料1日150円(税抜)を頂戴いたします。お客様で検査日まで保管されたものを搬入いただいても検査は可能です。
検査項目 食品の特性や製造工程に合わせた微生物検査項目をご提案いたします。
包装状態 未開封もしくは開封済みの包装状態で保管します。検査の目的に応じてお申し付けください。未開封の場合は、検査回数分の検体が必要になります。

※注意点※

検査項目によっては検査が実施できない日がございます。事前に搬入日はご相談ください。
まずは問い合わせフォームより商品情報をお伝えください。こちらから電話もしくはメールで折り返しご連絡いたします。